このサイトには、ブラウザで動く小さなアプリを4本置いています。これまで「ゲーム」と呼んでいたものです。今回、これらの名称と入口をまとめて見直し、「AI学習ツール」として整理し直しました。何をどう変えたのか、なぜ変えたのかをお伝えします。
理由1:「ゲーム」という名前が、中身と合っていなかった
4本のアプリは、もともと生成AIの特性を体験しながら理解してもらうために作ったものです。ハルシネーションはどんな文章に混ざるのか。プロンプトのどこが欠けると出力が崩れるのか。専門用語は何を指しているのか。伝えたかったのは、最初からそういうことでした。
スコアやランク、効果音といった演出を入れたのは、あくまで「最後まで手を動かしてもらうため」の手段です。ところが名前を「ゲーム」にしたことで、手段のほうが看板になってしまっていました。
理由2:射倖的なゲームだと誤解されかねなかった
もうひとつ、より気にしていた点があります。ハイスコアやランク、レアな生成物といった演出は、それ自体は学習の動機づけのために入れたものですが、名前と組み合わさると射倖性のあるゲーム——いわゆる「当たり外れを競うもの」だと受け取られかねません。
このサイトで扱っているのは生成AIの学習です。景品も課金も、ランキングの競争もありません。誤解される余地は、こちらから消しておくべきだと考えました。
理由3:「ゲーム」の名前が、届く範囲を狭めていた
職場や学校のネットワークでは、「ゲーム」を含むページがフィルタで弾かれることがあります。中身が生成AIの学習用途であっても、名前だけで遮断されてしまう。
これは、いちばん学んでほしい場面で届かなくなるということです。演出の楽しさより、届く範囲を優先しました。
何を変えたのか
変更点は次のとおりです。
- 一覧の名称:「GAME ARCADE」→「AI TRAINING TOOLS」
- ページのURL:ツールごとに学べる内容がわかるアドレスへ統一
- バッジとボタン:「NEW GAME」「▶ PLAY」→「NEW」「はじめる」
- 説明文:何が身につくのかを先に書く形に全面的に書き直し
- 案内役ノエのメニュー:「ゲームで遊びたい!」→「学習ツールでAIを体感したい!」
変えなかったもの
一方で、あえて残したものもあります。
各ツールの名前——「生成AI○×ダンジョン」「HALLU//SHOOTER」「AIダイスオブクイズ」「PROMPT ALCHEMY」——は、そのままにしました。すでに遊んでくださった方の記憶にある名前ですし、この名前自体が「触ってみようかな」と思ってもらうための入口になっているからです。
中身の演出も変えていません。スコアもランクも効果音も、そのまま残しています。手を動かし続けてもらうための仕掛けは、学習ツールにこそ必要だと考えています。
どれから触ればいいのか
4本には、それぞれ学べることが分かれています。目的から選んでみてください。
- 生成AI○×ダンジョン/まず全体像から。生成AIの基本を○×で確かめます
- AIダイスオブクイズ/用語につまずいたら。言葉と意味のペアを覚えます
- HALLU//SHOOTER/AIの答えを疑う目を養う。文章のクセからハルシネーションを見抜きます
- PROMPT ALCHEMY/指示の出し方を鍛える。矛盾した指示が出力をどう壊すかを体感します
おすすめの順番は、基本 → 用語 → ハルシネーション → プロンプトです。全体像をつかんでから言葉を覚え、AIの出力を疑えるようになったうえで、自分の指示を磨く。この流れが、いちばん頭に残ります。
おわりに
名前を変えるだけの作業に見えて、実際には「このサイトは何を提供しているのか」を自分に問い直す作業でした。生成AIを学びたい人が迷わずたどり着けること。それが今回の改訂でいちばん大事にした点です。
まだ試作の段階のものばかりですが、触ってみて気づいたことがあれば、ぜひ教えてください。

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