「どこに行こうか」から「何時にどこへ移動するか」まで、旅行の計画づくりは意外と時間がかかるもの。実はこの作業、生成AIとの相性がとても良い分野です。今回は、AIと一緒に「一人旅のしおり」を組み立てるコツを紹介します。
旅行の計画って、行き先探しから、ルート決め、時間配分まで、地味にやることが多いよね。今日は、そこをAIとどう分担すればラクになるか、コツを紹介するよ。
最初に「条件」をまとめて伝えるのがコツ
いきなり「旅行プランを考えて」と頼むと、当たり障りのない一般的な提案しか返ってきません。良いプランを引き出すコツは、最初にまとめて条件を伝えることです。
- 行き先・日数
- 予算感(宿泊のグレード、1日あたりの食費の目安など)
- 興味関心(グルメ、歴史、自然、写真映えなど)
- 移動手段(電車中心か、レンタカーか)
- 体力・ペース(詰め込み派か、のんびり派か)
これらを先に伝えておくと、AIは的外れな提案をしにくくなります。
補足:以下はそのまま使えるプロンプト例。カッコ内を自分の条件に置き換えて使ってほしい。
(行き先)に、(日数)で一人旅に行きます。以下の条件をふまえて、日ごとのテーマ案を3パターン考えてください。
【条件】
- 予算感:(例:宿は1泊8,000円前後、食事は1食1,500〜3,000円程度)
- 興味関心:(例:古い町並み、地元グルメ、写真映えするスポット)
- 移動手段:(例:基本は電車・バス、歩ける距離は徒歩)
- ペース:(例:1日2〜3か所程度、のんびり派)
まずは大まかな「日ごとのテーマ」だけで構いません。具体的なスポットは、テーマが決まってから相談します。
ステップ1:まずは「日ごとのテーマ」だけ決める
いきなり分刻みのスケジュールを作らせるのではなく、まずは「1日目は旧市街を散策」「2日目は少し足を延ばして自然を楽しむ」といった、大枠のテーマ決めから始めるのがおすすめです。ここで方向性が固まれば、あとの調整がぐっと楽になります。
ステップ2:具体的なスポットとルートを詰める
テーマが決まったら、「1日目のテーマに沿って、具体的な訪問先とおおよその滞在時間を提案して」と依頼します。ここで、移動時間や順序を考慮した、実際に歩ける現実的なルートに仕上げていきます。
ここでひとつ、大事な注意点。AIが提案するお店や施設の名前、営業時間って、実は間違っていることがあるんだ。もっともらしく聞こえても、実在しなかったり、もう閉店していたりすることがあるの。
ステップ3:最終確認は必ず自分の目で
これは、以前の議事録AIの回でも紹介した「AIのハルシネーション」と同じ現象です。AIは情報が古かったり不確かだったりする部分も、もっともらしい文章で埋めてしまうことがあります。旅行プランでは特に、次の情報は必ず公式サイトや地図アプリで裏取りしてください。
- 営業時間・定休日(直前で変更されていることもあります)
- 施設が現在も営業しているか
- 移動にかかる実際の所要時間
- 予約の要不要
補足:「この情報は不確かな場合、その旨を明記して」とプロンプトに一言加えておくのも有効。断定を避けてくれるぶん、あとで裏取りすべき箇所が見つけやすくなる。
仕上げ:しおりの形に清書してもらう
確認・修正が済んだ内容を伝えれば、「日付・時間・訪問先・メモ」を並べた、見やすい旅程表の形式に清書してもらえます。持ち物リストや、簡単な会話フレーズ集を添えてもらうのもおすすめです。
まとめ:AIは「たたき台づくりの相棒」
AIに向いているのは、ゼロから発想を広げたり、大枠の骨組みを作ったりする部分です。最後の「本当に正しいか」を確かめるひと手間だけ、忘れずに自分の手でやってあげてください。それだけで、AIとの旅行プランづくりはぐっと頼もしい相棒になります。
「発想はAIと、確認は自分の目で」。これさえ覚えておけば、旅の計画もぐっと気軽になるよ。良い旅を!

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